昭和57年に結成された(総合武道源心会)で教示する天眞正自源流兵法は、平成18(2006年)に米国で開催された(マーシャルアーツ全米大会)に於いて、始めて公開演武が行われ、大きな反響を読んだ。
それまでの日本伝統武道は、現実的に来日しなければ習う事も見る事も出ないのが当たり前であったが、伝統流派の継承宗家が演武した事は、米国武道家達に大変な衝撃を与えた。
その翌年より、来日する外国人が急増し、更に支部開設の申し込みが殺到したが、流儀の総師範家としては、安易に教示を実施しなかった。
その後、米国人達の真摯な姿勢に対して、師範家も指導を開始し、指導者教育と合わせて年に数回の渡米を繰り返しては指導する形を取ってきた。
2012年4月 米国ワシントンDCの桜まつりで公開演武、小中学生の門下生もいて初演武となった。精神を鍛える日本武道は、今や世界に定着しつつある。
平成23年10月に、尚武舘が再生された事を機会に米国及び欧州ドイツなどの一門を正式に認可し、新たに総合武道源心会国際連盟として活動を行う旨が実施された。
現在(2012年)の支部同好会は、米国とドイツ周辺で8支部2同好会を数え、総門下生200数十名ほどで構成されている。
海外支部の支部長には、空手道、合気道、抜刀道などの高段者も多く、中には剣道のチャンピオンクラスも在籍しており、現代武道である剣道などは米国にも愛好者が多いことからこれからの成長が充分に期待できるであろう。